川崎横浜市東部の三角点
三角点とは三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点です。
国土地理院の基準点には、電子基準点、一等三角点、二等三角点、三等三角点、四等三角点などがあります。
一等三角点は約40km、二等三角点は約8km、三等三角点は約4km、四等三角点は約2kmで設置され、日本全国でそれぞれ約1000、約5000、約32500、約70000箇所あります。
電子基準点はGNSS連続観測システム(GEONET:GNSS Earth Observation Network System)の観測点(GNSS連続観測点)で、GPS衛星、ガリレオ、GLONASS、準天頂衛星システムの各衛星からの電波を受信できます。約1300箇所に設置されてます。
水準点は全国の主な国道又は主要地方道に沿って約2kmごとに設置してあり、土地の高さを精密にに求めるために使用されます。全国に約17,000箇所あります。
これ以外に、国土地理院以外の公共機関などが設置・管理する公共基準点があります。
各区の三角点は下記に載せてあります。
・川崎区の三角点
・幸区の三角点
・中原区の三角点
・高津区の三角点
・宮前区の三角点
・多摩区の三角点
・麻生区の三角点
・鶴見区の三角点
・神奈川区の三角点
・港北区の三角点
・都筑区の三角点
・青葉区の三角点
・緑区の三角点
全部で83の場所がありますが、三角点が確認できたのは37で全体の約4.5割です。残り46は見当たらなかったり、設置場所に近づけず確認できない三角点です。
三角点設置場所の緯度経度は国土地理院のデータを使用してます。緯度経度をgoogleマップで検索した場所の地図を住所にのリンクしてあります。秒の小数点2桁目を四捨五入して小数点1桁にしてます。この地図を航空写真で表示すると設置場所の詳細を知ることができます。
地球の半径は6,371km。1秒は6371*3.14/2/(90*60*60)*1000=30.9m。
従って秒の少数点2桁目の四捨五入の誤差である最大0.05秒は1.54m。
緯度経度とも最大なら誤差は1.54m×√2=2.18m。平均1.09mです。
従ってマップに表示された三角点の位置は最大1.5mのズレがあります。尚、スマフォに表示される青〇で表示される現在地表示の精度は最大5m程度の誤差があるといわれてますので、スマフォで三角点の位置を探す場合はこちらの誤差の方が大きいです。
調査した37箇所の三角点では、現在地表示と三角点の緯度経度の位置はマップを最大拡大して見ても重なって表示されてました。
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