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民間信仰として祀られる石像・石塔

本記事は古来からの民間信仰とし祀られた石像、石塔についての解説です。

庚申塔

庚申塔は道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔です。
庚申の申は干支で猿であることから「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿を彫ったものが一般です。
仏教では、庚申の本尊は青面金剛とされるため、青面金剛が彫られることが多いが、地蔵菩薩などの仏さまが彫られることもある。
神道では本尊は猿田彦神とされ、猿田彦神が彫られることもある。

地神塔

地神は日本の農村で祖先信仰を基盤に,土地の守護,農耕の神として祀るもの、特定の家の田畑などに祀り,その田や畑を開拓した人を地神とするもの、家人が死んで 33年を経過すると,地神と呼ぶ祖先神になるというものなど地方によっていろいろあります。
堅牢地神は、大地を堅固ならしめる大地女神で、仏法が流布される処に赴いて、その仏・如来の法座の下にあって警護します。

道祖神

道祖神は、村の守り神、子孫繁栄、旅や交通安全の神として、集落の境や村の中心、村内と村外の境界や道の辻、三叉路などに主に石碑や石像の形態で祀られる神です。
道陸神、賽の神、障の神、幸の神などとも呼ばれます。
形状は色々ありますが神奈川県は男神と女神の双体道祖神が多いようです。

月待塔

月待信仰は、特定の月齢の夜に集まり、月待行事を行った講中です。
二十三夜待は勢至菩薩を本尊とし、月待を行う日は、毎月23日、あるいは正月、5月、9月、11月の23日など異なります。

馬頭観音

馬頭観音は観音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、六観音の一尊に数えられています。
観音としては珍しい忿怒の姿をとるとも言われ、柔和相と憤怒相の二つの相を持つが、通例として憤怒相を呼ぶことが多い。
馬頭という名称から、民間信仰では馬の守護仏としても祀られてきた。

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