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確率計算8.7 大当り確率として許容される値

大当り確率として許容される値の説明です。

デジタル抽選の大当りは乱数抽選です。ヘソや電チューといったデジタル抽選始動口への入賞時に乱数が拾われ、その乱数値が大当りの乱数であった場合には大当りとなります。

プロセッサには乱数レジスタが複数個ついてます。乱数レジスタは非常に高速で変化し、非常に不規則に変化するような電子回路となってます。

プロセッサにもよると思われますが、現在の主流は16ビットのものです。取りうる値は2^16=65,536個です。即ち、0~65,535の値の範囲内で値が高速にランダムに変化します。

この内のN個(整数値)の数が大当りとなります。N個(整数値)の数は連続であっても飛び飛びでも構いません。

この時の大当り確率はN/65,536=1/(65,536/N)となります。

例えばN=205の場合、65,536/N=319.69です。前後の204で321.25、206で318.14となり、確率分母が319代は205の1つのみで、1/319.69の確率しか取ることができません。

確率分母が199代の場合はN=329の199.20とN=328の199.80の2つが許容できます。

確率分母が99代の場合はN=656の99.90からN=661の99.15の6つが許容できます。

確率分母が9.9代の場合はN=6554の9.999からN=6619の9.901の66個が許容できます。

大当り確率が公開される場合、小数点以下が省略される場合がありますが、許容される値が正しい値ですので、その値を使用する必要があります。例えば1/319の確率はあり得ません。1/319.7のみが許される確率です。

 

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