確率計算1.4 機種タイプ別の大当り確率計算
確率計算1.2.3 通常・潜伏・確変の3状態の大当り振分けおよび1.3.5 機種別の適用される引き戻しをもとに機種別の手玉有/無の継続、潜伏、終了確率を求めます。連チャン回数の計算にはこの5個の確率を使用します。これにより、機種のタイプとは無関係に、統一した方法で計算可能となります。
1.4.1 確変ループ機の大当り確率の計算
1 出玉有継続確率
・出玉有継続=出玉有振分け-出玉有潜伏-出玉有終了
2 出玉無継続確率
・出玉無継続=出玉無振分け-出玉無潜伏-出玉無終了
3 出玉有潜伏確率
・出玉有潜伏=出玉有潜伏*(1-出玉有潜伏電サポ引戻し)
4 出玉無潜伏確率
・出玉無潜伏=出玉無潜伏(時短後潜伏)*(1-出玉有潜伏電サポ引戻し)+出玉無潜伏(時短無潜伏)
5 出玉有終了確率
・出玉有終了=出玉有通常*(1-出玉有通常引戻し)
6 出玉有終了確率
・出玉無終了=出玉無通常(時短有)*(1-出玉無通常引戻し)+出玉無通常(時短無)
1.4.2 ST機の大当り確率の計算
1 出玉有継続確率
・出玉有確変=出玉有振分け-出玉有潜伏-出玉有終了
2 出玉無継続確率
・出玉無確変=出玉無振分け-出玉無潜伏-出玉無終了
3 出玉有潜伏確率
・出玉有潜伏=出玉有潜伏*(ST内引戻し-出玉有潜伏電サポ引戻し)
4 出玉無潜伏確率
・出玉無潜伏=出玉無潜伏(時短後潜伏)*(ST内引戻し-出玉無潜伏電サポ引戻し)+出玉無潜伏(時短無潜伏)
5 出玉有終了確率
・出玉有通常=出玉有確変*(1-ST内引戻し)*(1-ST後時短戻)+出玉有通常*(1-通常時短引戻)+出玉有潜伏*(1-ST内引戻し)
6 出玉有終了確率
・出玉有通常=出玉無確変(突確)*(1-ST内引戻し)*(1-ST後時短戻)+出玉無通常(時短無)*(1-通常時短引戻)+(出玉無確変(時短後潜伏)+出玉無確変(時短無潜伏))*(1-ST内引戻し)+出玉無通常(時短無)
1.4.3 転落抽選タイプの大当り確率の計算
電サポ回数:T
通常確率:Pt
確変確率:Pk
転落確率:Pd
とし、
電サポ回数内で確変状態で大当たりを引く確率をP1、
電サポ回数内で通常状態で大当たりを引く確率をP2、
電サポ後の潜伏確変状態で大当たりを引く確率をP3、
電サポ後の転落(通常状態)確率をP4、
とし、
継続確率R=(1-pk)*(1-pd)とすれば、
n回目に確変状態で大当たりを引く確率P1(n)、
n回目に確変状態で転落する確率P2(n)、
は以下のようになります。
P1(n)=Pk*R^(n-1)
P2(n)=Pd*R^(n-1)
従って、
P1=ΣP1(n)(n=1~T)=Pk*(1-R^T)/(1-R)
P2=ΣP2x(n)*(1-(1-Pt)^(T-n))(n=1~T)
=Pd*((1-Pt)^T-R^T))/(1-Pt-R)
これを使って、
P3=Pk/(1-R)-P1
P4=1-P1-P2-P3
①一般タイプ(電サポ回数後潜伏)の大当り確率
・継続=潜伏振分け*(P1+P2)+通常振分け*通常引戻し
・潜伏=潜伏振分け*P3
・終了=潜伏振分け*P4+通常振分け*(1-通常引戻し)
②時短プラスα(転落まで電サポ継続)の大当り確率
・継続=確変振分け*(P1+P3)
・潜伏=0
・終了=確変振分け*P4+通常振分け*(1-通常引戻し)
電サポ回数後潜伏と転落まで電サポ継続の両方の振分けがある場合は①と②の合計となります。
これを出玉有、無に分けて計算します。
1.4.4 リミット機
EXCELでI×Jの行列を作ります。
Iは連チャン回数
Jはリミッター数です。
100×50程度にすれば十分です。
2種類のリミット回数がある場合、
小リミット回数M1、確率r
大リミット回数M2、確率100%
1種類のリミット回数の場合、
リミット回数M、確率100%
として、リミット到達確率L(j)を指定します。
L(M1)=r
L(M2)=1
その他のL(j)=0
特図1継続確率P1、
特図2継続確率P2、
特図1時短引き戻し確率PR1、
特図2時短引き戻し確率PR2、
特図1リミット引き戻し確率PL1、
特図2リミット引き戻し確率PL2、
i回目の特図1継続確率Q1(i)、
i回目の特図2継続確率Q2(i)、
リミット非到達確率LN(i,j)=(Q1(i)*P1+Q2(i)*P2)*LN(i-1,j-1)*(1-L(j))
リミット到達確率LT(i,j)=(Q1(i)*P1+Q2(i)*P2)*LN(i-1,j-1)*L(j)
i回目のリミット内確率LN(i)=ΣLN(i,j)(j=1~50)
i回目のリミット到達確率LT(i)=ΣLN(i,j)(j=1~50)
LN(i,1)=(Q1(i)*PR1+QR2(i)*PR2)*LN(i-1)+(Q1(i)*PL1+QR2(i)*PL2)*LT(i-1)
終了確率T(i)=(Q1(i)*(1-PL1)+QR2(i)*(1-PL2))*LT(i-1)
1.4.5 2ループ機
確変振分けをP、連チャンn回目の残2回確率をP(n)とします。
特図1で確変直後P(0)=1、P(1)=p、
P(n)=p*(P(n-1)+(1-p)*P(n-2))
このままでは解きづらいので上記式を
P(n)-α(P(n-1)=β(P(n-1)-α(P(n-2))
と変形します。
α+β=p、αβ=-p(1-p)です。
これを解けば、
α、β=p/2±√(p(1-3p/4))
αとβで±の符号が逆。
式を展開すると、
P(n)=β^n+β^(n-1)α+β^(n-2)α^2+・・・+α^n
=(α^(n+1)-β^(n+1))/(α-β)
連チャンn回の終了確率T(n)は、
T(n)=(1-p)^2*P(n-2)
平均連チャン回数Nは、
N=Σn*T(n)(n=2~∞)
=(1-p)^2*(2-p)/((1-α)^2*(1-β)^2)
=(2-p)/(1-p)^2
実質継続確率rは、
r=1-1/N=(1+p-p^2)/(2-p)
(最低2回の当たりがあるので、p=0でもr=50%です)
確変確率毎に実質継続確率を計算すると、
・30%:71.2%
・35%:74.4%
・40%:77.5%
・45%:80.5%
・50%:83.3%
・55%:86.0%
・60%:88.6%
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