確率計算1.3 引き戻しに関するパラメータ
引き戻しに関するパラメータの説明です。
1.3.1 引き戻し確率の計算
引き戻せない確率は抽選回数分連続でハズレ(1-抽選確率)を引く確率が(1-抽選確率)^抽選回数であることから、
引き戻し確率=1-(1-抽選確率)^抽選回数
抽選確率は一般的には、通常確率や確変確率を使用します。
転落抽選では1/(1-(1-確変確率)*(1-転確率落))となります。
1.3.2 回数が分散する場合の計算
引き戻し抽選回数とその振分をそれぞれ、抽選回数(i)、振分け(i)(Σ振分け(i)=1)とすると、
実質引き戻し確率=Σ振分け(i)*(1-(1-抽選確率)^抽選回数(i))
実質抽選回数=LOG(1-実質引き戻し確率)/LOG(1-引き戻し確率)
1.3.3 引き戻しの平均回数計算
n回目で引き戻す確率はP(n)=抽選確率*(1-抽選確率)^(n-1)
平均引き戻し回数=Σn*P(n)(n=1~抽選回数)=(1-(1+抽選確率*抽選回数)*(1-抽選確率)^抽選回数)/抽選確率
引き戻しできなかった場合を含めた平均回数=平均引き戻し回数*引き戻し確率+抽選回数*(1-引き戻し確率)
1.3.4 連チャン全体での実質確率
通常、潜伏、確変で抽選回数が異なる場合は、それぞれの出現割合に応じて重みづけし、実質確率を求めます。
実質引き戻し確率=(通常当たり回数*対象当たりの振分け*引き戻し確率+潜伏当たり回数*対象当たりの振分け*引き戻し確率+確変当たり回数*対象当たりの振分け*引き戻し確率)/(通常当たり回数*対象当たりの振分け+潜伏当たり回数*対象当たりの振分け+確変当たり回数*対象当たりの振分け)
となります。
1.3.5 機種別の適用される引き戻し
1 確変機
・出玉有通常引戻し(抽選確率=通常確率)
・出玉無通常引戻し(抽選確率=通常確率)
・出玉有潜伏電サポ引戻し(抽選確率=確変確率)
・出玉無潜伏電サポ引戻し(抽選確率=確変確率)
2 ST機
・ST内引戻し(抽選確率=確変確率)
・通常時短引戻(抽選確率=通常確率)
・ST後時短戻(抽選確率=通常確率)
・出玉有潜伏電サポ引戻し(抽選確率=確変確率)
・出玉無潜伏電サポ引戻し(抽選確率=確変確率)
3 転落抽選
・転落まで継続(抽選確率=転落確変合成確率)
・出玉有電サポ後潜伏(抽選確率=転落確変合成確率)
・出玉無電サポ後潜伏(抽選確率=転落確変合成確率)
・出玉有通常引戻し(抽選確率=通常確率)
・出玉無通常引戻し(抽選確率=通常確率)
4 リミット機
・リミット継続(抽選確率=通常確率or確変確率)
・出玉有通常引戻し(抽選確率=通常確率)
・出玉無通常引戻し(抽選確率=通常確率)
・出玉有潜伏電サポ引戻し(抽選確率=確変確率)
・出玉無潜伏電サポ引戻し(抽選確率=確変確率)
5 ループ機
・出玉有通常引戻し(抽選確率=通常確率)
・出玉無通常引戻し(抽選確率=通常確率)
・出玉有潜伏電サポ引戻し(抽選確率=確変確率)
・出玉無潜伏電サポ引戻し(抽選確率=確変確率)
1.3.6 時短作動による実大当り確率
大当り確率を1/Tとします。
規定回数N回に達すると時短が作動し、M回継続するとすれば、
作動確率P1=(1-1/T)^N
当りを引く確率P2=1-(1-1/T)^M
規定回数到達の時短作動による大当り確率P=P1*P2
作動図柄抽選確率を1/Nとし、M回継続するとすれば、
作動図柄当選確率P1=1/N/(1/N+1/T-1/(N*T))
当りを引く確率P2=1-(1-1/T)^M
作動図柄当選による大当り確率P=P1*P2
時短作動の大当り割合はP/(1+P)
実質大当たり確率=1/(1/T/(1+P))
大当りに締める時短作動の割合はP/(1+P)
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